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みい あんしんを羽ばたく力に

先日、みい子の通っている療育園で進路懇談がありました。

みい子は現在年中さんにあたる年齢。来年度は、就学前最後の年長さんになります。
みい子の療育園では、年中、年長というくくりはないのですが、来年度に向けてこのまま最後まで療育園に通うか、はたまた保育園に転園するのかの進路懇談です。
みい子は2歳から療育園に通っており、今年度で3年目。
保育園や幼稚園に転園して行くお友達を数回見送ってきましたが、転園する子は大体コミュニケーションが上手な子、おしゃべりが少しでも出来るようになった、身辺自立もそこそこ出来ている、言わば軽度の子ばかりのイメージです。
もちろん親の意向で、軽度と思われる子でも、最後まで療育園に通って卒園していく子もいますが。
みい子は療育手帳A判定の重度知的障害、染色体異常(ダウン症)、自閉的傾向あり(現在判定待ち)、身体的にも手帳を申請すればもらえるぐらいのレベル。
こう羅列すると、お気の毒に…と思われるかも知れませんが、そこそこ呑気に暮らしています(笑) まあ落ちるときも多々ありますが。
実際あるママ友に、そのママ友が別のママ友との人間関係の悩み相談を受けたとき、
「こんな相談してごめんなぁ、みい子ちゃんのこととかもっと悩むことあるやろうに」っというような感じで言われ、
「そうやで?、そんなん悩みのうちに入らへんで?」
っと笑い飛ばしてやりました(笑)
話は大分それましたが、みい子の来年度の進路、保育園に転園を考えています。
え? さっきの話と辻褄が合わないって?
何故重度のみい子を、保育園に転園させようと思っているか。
1番の理由は、これがラストチャンスだと言うこと。
多分みい子は、小学校は支援学校に行くと思います(今のところ)。
そうなると健常児との積極的な関わりが、これから先殆どなくなる、というか療育園から支援学校だと、一度も関わりがなく大人になるということです。 
もちろん支援学校でも、少しは交流などあるんでしょうけど、年に数回とかでしょう。
まあ、それでもいいかなと思いますが、ちょっと冒険というか、一度くらいは健常児との世界を経験させてみたいな、と思ったしだいです。
もし、地域の小学校に行くことになったとしたら、それはそれで下準備というか、予行演習というか、そんな感じでいいんじゃないかなと。
リスクももちろんあると思うんですけどね。
保育園に行きたがらないとか、行ってもずっと自分の殻に閉じこもってしまうとか。
まあダメもと的な感じで、長い人生、もしそれが遠回りだったとしても、1年くらいいいんじゃないかなと。
もう一つ大きな理由は、みい子が通っている療育園の隣に、同じ法人が運営している保育園があるということ。
園庭も共有で使用しています。
そこの保育園を希望している(むしろそこ以外考えられない)ので、みい子も見慣れた風景なので、全く知らない場所よりは、負担が少ないのではないかということです。 
年長さんとなると、卒園に向けて色んな行事や就学に向けてのお勉強要素も濃くなって、年中さんより更にレベルが上がるだろうから、そこはみい子さん、どうだろう…と思いますが、療育園の先生曰くは、療育手帳A判定だと必ず加配の先生が一人付くので、むしろ療育園より手厚いんじゃないかということでした。
みい子はもちろん健常児と一緒のことは出来ないけど、みい子が出来るようなことで参加出来るように先生方が考えてくれるということでした。
うちの地域の保育園、結構激戦区なので希望しても必ず入れるという保証はないのですが、ちょっとドキドキ、ワクワク感もあります。
入ったら入ったで撃沈する可能性も大なので、覚悟は要りますが(笑)

ニコニコ動画で学ぶみい

 「そこでじゃ、パピやい。お前さんがここでこうして話をしているということは、そろそろその期限が来ているという事じゃ。」

 

「ん? どういう意味?」

 

「後ろを振り返ってみい」

 

長老にそう言われて、振り返ったパピの目に入ってきたのは、家の中のソファーに長々と伸び気持ちよさそうに寝ている自分の姿だった。

 

「!? あれ? あれ… ぼく?」

 

「ほっほっほ。そうじゃよ。お前さんがわしを見つけて、話を始めた時からお前さんはもう体を抜け出しておったんじゃよ。」

 

 そんな話をしていると、学校を終えた綾香が帰ってきたのが見えた。

 

「ただいまー」

 

元気な声がこだまする。

 

「パピー。これからレディちゃんのドックランに行こう! トッポ君もいるよ」

 

 そう言いながら、のんびり寝ているパピを無理やり起こすと頬をギューッと押し付けている。するとパピは「いやーん」とばかりに柔らかい体をうまく使い、綾香の手からスルリと抜けると毛繕いをしてキャットタワーのてっぺんに上ってしまった。

 

「行かないのー? 私お友達待ってるからもう行っちゃうからねー。じゃぁねー。」

 

と、家に帰ってから三分と経たないうちにまた出て行く綾香の様子を庭から見ていたパピは

 

「あー、そうなんだね。そっか。神様との約束だもんね。綾ちゃんあんなに元気になってるんだもんね。僕、もう戻らなきゃいけないんだね。でも、そしたら、また皆にさよなら言わずに行かなきゃいけないのかな?」

 

「心配することはない。魂が体から離れても二十四時間以内なら天国に還れる。それにお前さんが還ったところで、今あそこにおるパピがいなくなるわけじゃないからの。心配はいらんて。じゃから今夜ゆっくりお別れする時間はあるぞ。それがすんだら、またここでこの爺と待ち合わせじゃ。」

 

「ん? 何で?」

 

「わしゃー。もうこの体で二十年おる。生まれ変わりを入れたらもう三百年近く猫をやっておるからのぉ。そろそろわしも還る時期じゃて。一人じゃ淋しいからの。一緒に還ろうぞ」

 

「うん。分かった。じゃあ、綾ちゃんが寝たころにまたここでね」

 

そう言うと、パピは自分の目で見れるこの家をしっかり記憶に残しておこうと、スーッと家の中に戻っていった。

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