二宮くんをもてはやすデイトレーダーたち

二宮くん 読む、いま。読む、先。読む、ほんとう。

二「うん?何だこれ。」

智の部屋を出るとそこには綺麗に畳まれた服が置いてあった。

二「な、何でこんな所に…」

昨日、部屋に入る前にはこんな物…

二「…ま、まさか…」

これ、お母さんが置いたんじゃ…

だとしたら昨夜の俺たちの…

二「ま、まずい!」

俺は急いで階段を降りた。

バタンっ!

二「お、お母さん!」

母「うん?あら!二宮くん!おはよう!早
    いのね!」

二「お、おはよう、ございます…」

俺と思っていた事とは裏腹に。

お母さんは…

昨日と変わらない笑顔を向けてくれた…

二宮くんこれさえあれば大丈夫新発売される商品の中から、一押し作品をセレクトして紹介。

二「さ、智?」

大「大丈夫。僕もうその事、気にしてない
    から…」

二「っ…!」

大「だから翔くんの言葉に惑わされない
    で?」

二「智…」

和也の拳から力が抜けてくのがわかった。

櫻「…ふ…」

二「な、何がおかしい…」

櫻「別に?ただ、俺の入れる隙はねぇなぁ
    と思ってな。」

二「は、はぁ?」

櫻「じゃ。俺、先行くから。智くんの
    事、よろしくな?。」

僕たちに背を向けて手を振りながら翔くんは行ってしまった。

二「…俺たちも…行こうか。」

大「そ、そう、だね。」

翔くんと少し間を開けて僕たちも学校へ向かった…
 

次で最終回!
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