二宮くんはナショナリズムを超える!?

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said.O

ショウくんとカズとお祭りに来た。
子どもの頃から毎年来てるお祭り。
由緒ある神社の神事で、歴史もあるから、県外からも見に来る人が来るぐらいのお祭り。
数年前から街の青年団に入ってるマサキくんとジュンくんは、山車を引くところに参加していて、去年まではカズと見に行っていた。
今年はショウ君も一緒。
恥ずかしさはあるけど、嬉しい。
今年もかなり賑わっていた。
山車が動き出した時に人混みに押しつぶされそうになって、ショウ君にまた助けてもらった。
街中の喧騒を抜けて、少し人の少ないところに来た。
何だかショウくんがぼーっとしてる。
しんどいのかな??
オデコを触ってみる。
熱はなさそう。
ショウくんって、僕より少し背が高いのに、僕を見る時、何故か上目遣いになる。
クリッとした目が可愛い。
オデコから手を離そうとしたら、その手をショウくんが掴んだ。
「サトシくんの手、ヒンヤリしてるね。寒い?」
もう片方の手も出すように目線を送られて、両方を包み込むように握ってくれた。
寒くはなかったけど、ショウくんの体温が僕より少し高くて、その暖かい手がとても心地良かった……。
ハッとカズの方を見たら、えらくニヤけた顔で
「2人で回ってくる?」
とか言うもんだから、一気に恥ずかしくなった。
「やめ…「「二宮くんはどうするの?」」
やめてよーってカズに言おうと思ったら、ショウくんが質問してた。
(追記:お礼)
待ってますとコメントやメッセージくださった方もいて、とても嬉しかったです。
お待たせしました(^^)
これからもチマチマ書いていきます(^^)
どうぞ、よろしくお願いしますm(_ _)m

リアルなおやまさんも萌えが爆発してますね(?´艸`)

二宮くんのガイドライン

「誰?ニノ?」
それでも、玄関が開いて智くんが顔を見せた瞬間、胸が高鳴って…  思わず、目をそらせてしまう。
二宮くんと相葉くんを見て、笑顔になった智くんは… その後に俺を見て… 固まった。
「… 翔くん…?どうして…?」
正直、智くんの部屋に、また来れるとは思ってもなかった。
相葉くんの強引な提案に、心の何処かで喜んだ自分がいて… 智くんにもう一度会えると思ったら、何故かそれだけで緊張して。
とりあえず今も、智くんの顔を真正面から見られないでいる。
「でね、櫻井くんを見つけたから、俺が捕まえちゃったんだ。とりあえず大ちゃん家に行こうって誘って。急に来ちゃってごめんね」
随分、雑な説明をする相葉くんの話を、智くんは大人しく聞いている。
「それはいいけど… 翔くんは、本当は困ってるんじゃない?こんな処に連れて来られて… 」
「そんなこと… ないよ」
何をどう言えばいいか分からずに… 智くんを前にすると、いつもの調子で上手く喋れない。
口籠ったまま、俯いてしまうだけで…
そんな俺を、二宮くんが忌々しそうに睨んでいる。
「あ、俺、ビールかなんか買ってこようかな。喉渇いちゃったからさ。ニノも行こうよ」
相葉くんが、二宮くんを引っ張りながら立ち上がった。智くんが慌てて、
「相葉ちゃん、ビールならあるから」
と、引き止める。
「えっと、ほら、腹も減ったから、おつまみとか。ね?ニノも食べたいよな?」
「俺は別に」
「バカ、ちょっとは合わせろよ」
相葉くんたちは、二人でコソコソ話しながら出て行った。
後に残ったのは 智くんと… 未だ、智くんの顔もまともに見れない俺だけで…
急に、部屋の中が静まり返る。
何か話さなければと、焦れば焦る程、何を言っていいのか分からずに… 時間だけが過ぎていく。
きっと相葉くんは、俺に智くんと話して欲しくて、二人にしたんだろうし。
俺も、智くんが元気になるのなら、なんとかしてあげたいし。
でも…
どうしていいのか…
「…… 」
「… あの… 」
智くんが気まずそうに口を開く。
「相葉ちゃんに、強引に連れて来られたんじゃない?」
「… 強引だったのは確かだけど」
「…… 」
思いきって、顔を上げた。
智くんが心配そうに、俺を見ている。
相変わらず、下がり眉が可愛くて… 
「… 智くんに… 会いたかった、から… 」
つい… 本音がこぼれ落ちた。
「… 俺に?」
「そう… ごめん」
「なんで謝るの?」
「えっと… この前、あの… 」
「なに?」
「この前… せっかく… 話聞いてくれたのに… 突き飛ばして… ごめん… 」
「… 俺のことが気持ち悪くて、帰ったんじゃなかったの?」
「違う。違うんだ… その… 」
… 何て言えばいい?
智くんが可愛くて… 欲情した自分が怖くなって、それで慌てて帰った、なんて… そんな馬鹿なこと…
そんな事を言ったら… もう二度と、顔を合わせられない。智くんだって… 同じ男からそんな気持ちの悪い事を聞かされたら… どう思うか…
「… 相葉くんたちが、智くんが元気ない、って心配してたんだ。それで… 」
「それで… 来てくれたの?」
「そう。そうなんだ」
「… そっか… 」
「で… どうしたの?元気ないって、身体の調子でも悪い?良ければウチの病院に来てくれればすぐに」
「病気じゃないから大丈夫だよ。ホントに平気。みんなが心配性なだけ」
「だったら良いんだけど… 」
智くんは、少し困ったような顔をして… 笑って見せた。
「… 翔くんに嫌われたかと思ってたんだ」
「… え?」
俺に嫌われた、って… どうして?
どっちかって言うと、嫌われるのは俺の方じゃ… いや、そうじゃなく。
そんな可愛いことを言われると… また… 感違いしそうになる…
「でも良かった。また会えたから」
ふんわりと、柔らかく微笑む智くんを見てると… ドーパミンが過剰に分泌されて、血圧が上昇して、心拍数が増加して… いや、違う。これは… 
これは… 女子がよく言う… ドキドキする、ってやつか…
そうすると、つまり… 俺は… 智くんを…
「ただいまー!焼き鳥買ってきたよ。みんなで食べよう!」
「あー、ありがとう、相葉ちゃん。ニノも買い出し、ごめんね」
「あれ?大ちゃん、ちょっと元気になってる?」
「ふふっ、俺はもともと元気だよ」
「やったー!大ちゃんが笑ってるよ。良かったね、ニノ。あれ…?櫻井くん、なに一人でブツブツ言ってんの?」
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