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知念の胸ぐらを掴んだ時、フゥっと小さく溜め息をついた知念が首を横に降った。

「勘違いしないでください。俺は何もしていませんよ。」
俺の手首をやんわりと外して知念は苦笑いをした。知念じゃない?……いや、コイツは嘘をついているかもしれない。
「大野さん、俺は貴方がコンクールで優勝する事を願っているんです。だから貴方には最高の演奏をして欲しいんですよ。」
ゆっくりと語り始めた知念。その言葉に嘘は見えない。
「……実はこの前こっそりあなた方の演奏を見に行ったんです。」
「えっ?いつ?」
「1週間くらい前、レッスン棟に……。ふふ……完敗でした。悔しいけど俺には貴方からあんな演奏は引き出せません……ほんと、参ったなぁ……」
「知念……」
苦笑いしながら知念がスマホを取り出して何処かに電話し始めた。
「確かではないんですが二宮くんを良からぬと思っている連中の溜まり場が分かりました。行ってみますか?」
「行くっ!!教えてくれっ!!」
知念から聞いたのは今はピアノ科の物置に使われている旧校舎だった。
ドアには鍵が掛けられている。俺は思いっきり蹴破った。するとそこに居たのは見覚えのあるピアノ科の学生数人。そして……
「ニノっ!!」
「あっ、大野さんっ!!」
手足を縛られ、横たわるニノの姿。その瞬間、俺は頭に血が登ってしまった。目の前にいた学生を殴ろうとしたその時
「ダメですっ!!そんな事したら貴方の指が傷付いてしまいますよっ!!」
ニノの声でハッと正気に戻った。ニノに駆け寄りその身体を抱き起こし、縄を解く。
「ニノ、大丈夫か?怪我してねぇか?」
「はい、大丈夫です……ありがとうございます……」
俺の腕に掴まったニノの手は震えていた。そんな不安を俺には見せないように笑みすら浮かべるニノが愛しく感じた。
「……………そ、そいつが悪いんだっ!!いきなり出てきて……大野さんに気に入られて……」
俯きながらギュッと拳を握り締めるピアノ科の奴等。ほんと馬鹿だよ、コイツら……
「お前らさ、何か勘違いしてるぞ。……俺がニノを選んだんじゃない。ニノが俺を選んでくれたんだ。信じられねぇならコンクール見に来いよ。」
「あっ、大野さんっ!コンクール!早く行きますよ!」
スクッと立ち上がったニノは俺の手をギュッと握り締めて走り出した。

二宮くん 明日のために、いま始めよう。

母「ど、どうしたの?急に顔真っ赤にし
    て…」

大「な、何でもない!何でも…」

母「そ、そう?」

大「そ、それより!ぼ、僕、お腹空い
    ちゃった…食べてもいい?」

母「え、えぇ。もちろん…」

大「わー。ありがとう。いただきます…」

智…

見事に棒読みだよ…

大「うん!やっぱ母さんの料理は最高だ
    な?!」

な、何…

その取って付けたようなお世辞は…

母「そんなおだてても何も出ないわ
    よ?。」

それにお母さん、全然気付いてねぇ!

流石、親子…

恐るべし…

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